ライカカメラジャパンはライカ・タンバールM90ミリF2.2を11月に発売する。価格は842,400円(税込み)。1935年に製造されたライツ・タンバール90ミリF2.2(L39マウント)をMマウントで復刻したソフトフォーカスレンズである。エルンスト・ライツ社の主任設計技師だったマックス・ベレクによって設計されたポートレート用レンズで、球面収差により独特のソフトフォーカス描写が得られる。製造本数が2984本と少なく、価格が高いこともあって、いまでは希少価値が非常に高い。木村伊兵衛が岸恵子など有名女優のポートレートを撮影するのにこのライツ・タンバール90ミリF2.2を愛用したことでも有名である。復刻されたライカ・タンバールM90ミリF2.2はオリジナルと同じ3群4枚構成で、絞り羽根は20枚もあり、このためにボケ味がさらにきれいになる。また、中心部分の光を通さない付属のセンタースポットフィルターを使うと、レンズの中心から入射する光がイメージセンサーに届かなくなるため、ソフトフォーカス効果はさらに大きくなる。なお、このセンタースポットフィルターを使用すると開放F値はF2.3となる。最短撮影距離は1メートルで二重像合致式レンジファインダーに連動する。6ビットコードの電子接点付き。フィルター径はE49。最大径57ミリ、全長(マウントまで)90ミリ、重さは約500グラム。
昨日と同じ東京消防庁のアグスタウエストランドAW139「ちどり」の別の日の写真。RAWで撮り、ピクチャースタイルなどを調整した。キヤノンEOS7D MarkII、タムロン16-300ミリF3.5-6.3、1/500秒、F8、RAW、ISOオート。