キヤノンは高倍率ズームレンズに関する特許を出願し、2018年4月5日に公開された(特開2018-54990)。出願日は2016年9月30日である(特願2016-193121)。この発明は像面湾曲および変倍に伴う倍率色収差の変動を低減したズームレンズを提供することである。実施例としては、35ミリ判の50-500ミリF4.5-6.3のほか、APS-C用の18-300ミリF3.5-5.6(図)などがある。とくに、APS-C用の高倍率ズームレンズはキヤノンが従来まったく手掛けてこなかった分野であり、このレンズが製品化されれば、いわゆる「便利ズーム」もキヤノン純正で出ることになる。バックフォーカスから見ると、一眼レフ用(EFマウント)であり、ミラーレスカメラ用(EF-Mマウントなど)ではない。
キヤノンの特開2018-54990に係わるAPS-C用18-300ミリF3.5-5.6レンズのレンズ構成図。バックフォーカスから見て、一眼レフ用である。
RAWで撮影して、ピクチャーコントロールなどを調整した。ニコンD7000、AF-S 24-120ミリF4、絞りF5.6、絞り優先AE、RAW、ISO400。