デンマークのPhaseOneは中判カメラとして初めて裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載した空撮用カメラ、iXM 100MPを発表した。画素数は1億画素で、イメージセンサーの大きさは44X33ミリ、画素ピッチは3.76マイクロメートル。ソニー製と見られていて、高感度性能が従来の表面照射型1億画素センサーよりも優れている。もうひとつの注目点はこのカメラの記録メディアにXQDが採用されたことだ。XQDはニコンD5、D850、D500に採用されているが、ニコン以外ではほとんど採用されてこなかった。XQD採用ということは、上位互換性のあるCFexpressを見据えていると考えられる。シャッターは各交換レンズに内蔵されたレンズシャッターで、最高速は1/2500秒、シャッター耐久回数は50万回であるという。専用交換レンズも同時発表され、そのうち80ミリと150ミリはモーター駆動のフォーカシング機構を備えていて、遠隔操作も可能。価格は4万ドルを予定。
JPEG撮って出し。ソニーα550、DT18-55ミリF3.5-5.6、絞りF5.6、絞り優先AE、AWB、ISO200。