カメラグランプリ2018の各賞が主催のカメラ記者クラブから発表された。2017年4月1日から2018年3月1日の1年間に発売された製品から、選考委員が選んだ大賞、レンズ賞、あなたが選ぶベストカメラ賞(読者のWeb投票)、カメラ記者クラブの選考によるカメラ記者クラブ賞が決定した。カメラグランプリ大賞はソニーα9で、DRAM搭載の積層型CMOSイメージセンサーを搭載したミラーレスカメラで、AF/AE連動で毎秒約20コマのブラックアウトフリー、サイレント連写を実現した。この先進性が高く評価され、もっとも多い票を集めた。カメラグランプリレンズ賞はオリンパスMズイコーデジタルED17ミリF1.2 PROで、大口径でありながら、35ミリ判換算34ミリの使いやすい画角と自然な描写が評価された。あなたが選ぶベストカメラ賞はニコンD850で、カメラ記者クラブ賞も受賞した。約4575万画素という多画素ながら、毎秒7コマの連写(カメラ単体、バッテリーグリップ併用で毎秒9コマ)を達成した万能的なデジタル一眼レフ。カメラ記者クラブ賞にはパナソニックLUMIX G9 PROも選出された。マイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラだが、トータルなバランスに優れた設計が評価された。なお、カメラグランプリの授賞式は6月1日に都内で行われる。
JPEG撮って出し。ニコンD300、AF-S DX 18-200ミリF3.5-5.6G、絞りF4.8、絞り優先AE、AWB、ISO200。