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2018年 11月 02日
キヤノンのミラーレスカメラ用超広角ズームレンズの特許が出願され、2018年11月1日にアメリカで公開された(US 2018/0314060)。出願日は2017年5月1日である(特願2017-091070)。日本では未公開である。この特許出願は大口径でありながら、良好な画質が得られる広角ズームに関したものである。像高から35ミリ判をカバーするレンズであり、バックフォーカスからミラーレスカメラ用であると見られる。第1実施例は14-21ミリF1.4であり、驚異的な大口径超広角ズームレンズである(図)。第2実施例は16-32ミリF2.8で、これは超広角ズームレンズとしては定石的なものだ。第3実施例は12-20ミリF2.0であり、これも超大口径の超広角ズームレンズである。いずれにしても、キヤノンEOS R用の超広角ズームレンズと見られ、大口径とショートフランジバックを生かしたレンズである。どのレンズを製品化するか、あるいは似たようなレンズ構成で焦点距離や開放F値のちがう超広角ズームレンズを製品化するかはキヤノンの方針次第ではある。しかし、このような特許出願が昨年5月に出願されていたことを考えると、キヤノンのEOS R用交換レンズのラインアップは急速に進むのではないかと思われる。 キヤノンの米国特許公報2018/0314060に係わる超広角ズームレンズの第1実施例に係わる14-21ミリF1.4レンズ。 JPEG撮って出し。ブルーインパルスと同じ機体(T-4)を使う、いわゆるシルバーインパルス。ニコンD7000、AF-S DX VR 18-200ミリF3.5-5.6、絞りF5.6、絞り優先AE、AWB、ISO400。
by hinden563
| 2018-11-02 13:10
| レンズ
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Comments(3)
Commented
by
small-talk at 2018-11-02 17:09
一昔前ならば、単焦点でもf1.4〜2クラスの超広角レンズは難しかったのに、隔世の感があります。
考えてみれば、ライカMなどのレンジファインダー機も、ニコンZや、キヤノンRFのような、大口径マウント+ショートフランジではないですから、物理的に無理なのかもしれません。 もっとも、レンジファインダーでは超広角ですと外付けファインダーで、ピント精度も出せなかったでしょうが。
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Commented
by
hinden563 at 2018-11-02 21:02
small-talkさん
大口径超広角レンズは最近の傾向ですね。 ところで、ライカでは広角になるほど、レンジファインダーの測距精度がアップします。ただし、外付けファインダーを併用しなくてはならないので、速写性は劣りますが。
Commented
by
small-talk at 2018-11-03 04:29
あっ、そうですね。ピントは本体で測量するから、精度がでますものね。
ありがとうございます。
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