キヤノンはAPS-Cミラーレスカメラ用の対角線魚眼レンズに関する特許を出願し、2018年11月22日に公開された(特開2018-185386)。出願日は2017年4月25日である(特願2017-85957)。この発明は広画角で、色収差を低減した小型の光学系を提供することが目的だ。実施例を見ると、10ミリF2.8などで、画角は約180度である(図)。また、像高からAPS-C用、バックフォーカスからミラーレスカメラ用であることがわかる。常識的にはEF-Mマウントの180度対角線魚眼ということになるだろう。キヤノンは先頃、EF-Mマウントの32ミリF1.4標準レンズを発売しているし、EF-Mマウントでもレンズを揃えていく構えだ。RFマウントとの関係がどうなるか興味深い。
キヤノンの特開2018-185386に係わる180度対角線魚眼の10ミリレンズの実施例。APS-Cミラーレスカメラ用である。
JPEG撮って出し。ニコンD2X、AF-S 17-35ミリF2.8D、絞りF5.6、絞り優先AE、AWB、ISO200。