BCNによる量販店などのPOSデータを集計した11月分のランキングが発表された。その中のレンズ交換式デジタルカメラ(デジタル一眼カメラ)が興味深い結果となった。これは台数ベースのため、低価格のAPS-C判カメラが上位を占めているが、16位にソニーα7III、17位にキヤノンEOS Rと35ミリ判ミラーレスカメラが来た。10月のランキングでは、EOS Rが15位で、α7IIIが20位だったが、EOS Rは10月25日発売で、1週間足らずで、35ミリ判レンズ交換式デジタルカメラのトップになった。このため、11月のランキングが注目されていたが、α7IIIが少し盛り返した結果になっている。なお、9月発売のニコンZ 7は上位50位にはランクインしていない。また、11月25日発売のニコンZ 6もEOS Rのようなスタートダッシュは見せていないため、上位50位に入っていない。35ミリ判で言えば、一眼レフのキヤノンEOS 5D MarkIVが28位と2016年発売にも関わらず、相変わらずの強さを見せている。以下、30位がソニーα7IIIズームキット、31位がニコンD750、32位がキヤノンEOS 6D MarkIIとなっている。一時好調だったニコンD850は40位と徐々にランクが下がってきている。なお、ランキング1位はキヤノンEOS Kiss X9ダブルズームキット、2位がEOS Kiss Mダブルズームキットホワイト、3位がEOS Kiss X9iダブルズームキット、4位がEOS Kiss Mダブルズームキットブラック、5位がニコンD5300 AF-Pダブルズームキットだった。EOS Mはホワイトとブラックを合わせると、APS-C判ミラーレスカメラで、ほかのメーカーを大きく引き離している。
フォトキナを主催するケルンメッセ(ケルン見本市株式会社)は2019年5月開催のフォトキナ2019を中止し、2020年5月27日に開催することにした。以降、毎年開催される点に変更はない。
JPEG撮って出し。キヤノンEOS 40D、EF-S 17-85ミリF4-5.6、絞りF5.6、絞り優先AE、AWB、ISO3200。