CIPAがデジタルカメラ生産出荷実績表の2018年10月分を発表した。総出荷は台数ベースで一眼レフが565,843台(前年同月比82.3%)で、ノンレフレックス(ミラーレス)の434,686台(前年同月比110.7%)を上回ったものの、金額ベースでは一眼レフが238億2811万9000円(前年同月比73.8%)、ミラーレスが318億5290万3000円(前年同月比153%)とミラーレスが一眼レフを大きく上回った。理由は35ミリ判ミラーレスカメラの売れ行きが好調なことで、今年前半から売り上げを伸ばしているソニーα7IIIに加えて、9月にニコンZ7、10月にキヤノンEOS Rが発売されたことが影響していると見られる。ミラーレス優勢の傾向が顕著なのは日本市場で、台数ベースでも一眼レフが39,552台に対して、ミラーレスカメラは50,611台と圧倒的である。とうぜん、金額ベースでも、一眼レフの17億5148万1000円に対して、ミラーレスカメラは31億1216万7000円と倍近い。金額ベースの前年同月比では、一眼レフが54.8%なのに対して、ミラーレスはなんと183.4%である。35ミリ判デジタルカメラに関しては、ミラーレスカメラが一眼レフに対して、圧倒的に優位になったと判断される。
JPEG撮って出し。キヤノンEOS 40D、EF-S 17-85ミリF4-5.6、絞りF5.6、絞り優先AE、AWB、ISO100。