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2019年 02月 27日
屈折光学系とはプリズムなどで光を折り曲げた光学系で、カメラで初めて使われたのは1957年発売のテッシナ35である。この光学系がふたたび注目されたのはデジタルカメラ時代になってからで、2002年にミノルタがDiMage Xに採用して注目された。カメラボディーを薄型にするために屈曲光学系を採用し、イメージセンサーはカメラ底部に置かれた。フィルムカメラと違って、イメージセンサーを自由にレイアウトできるデジタルカメラならではの特長を生かしたものだった。レンズは光学3倍ズーム(35ミリ判換算で37-111ミリに相当)。2003年にはソニーがCyber-shot DSC-T1に屈曲光学系を採用した。レンズは光学3倍ズーム(35ミリ判換算で38-114ミリ相当)。三洋電機もXacti DSC-J1を発売した。さらに2004年にはオリンパスがCAMEDIA AZ-1に屈曲光学系3倍ズーム(35ミリ判換算で38-114ミリ相当)を組み込んだ。ペンタックスは2005年に防水コンパクトカメラのOptio WPに屈曲光学系を採用した。そして、2005年にはコニカミノルタから屈曲光学系とCCDセンサーシフト方式による手ブレ補正を組み込んだDiMage X1が発売された。しかし、屈曲光学系は画質が低下するということで、人気はだんだん下火になった。 それを再評価させたのが2008年のオリンパスμ1030SWで、防水・耐衝撃・耐荷重などの性能に優れたタフネスカメラだった。屈曲光学系の弱点とされてきた広角にも対応し、光学3.6倍ズーム(35ミリ判換算で28-102ミリ相当)を搭載していた。屈曲光学系によって、レンズの横方向に置かれたイメージセンサーに光を送るようになっていた。ペンタックスも2009年にタフネスコンパクトカメラ、Optio W80を発売している。そして、2011年には本格的なタフネスカメラのOptio WG-1を発売した。2012年にはオリンパスから屈曲光学系のタフネスカメラ、TG-820が発売された。ズームレンズは35ミリ判換算28-140ミリ相当で、CMOSセンサーシフト方式の手ブレ補正機構を搭載していた。このシリーズはTG-1からTG-5と続く人気シリーズになった。 リコーもペンタックスOptioシリーズの後継としてタフネスカメラを出したが、2013年にはまったく新しい発想の屈曲光学系カメラ、THETAを発売した。これは360度の全天撮影を可能にしたカメラだが、「二眼屈曲光学系」を採用していた。ボディーの両側に魚眼レンズがあり、その間にイメージセンサーが2個置かれて、画像合成で360度撮影を可能にするもの。当初は1/2.3型イメージセンサーだったが、今回のTHETA Z1でついに1型センサーとなった。こうして、屈曲光学系のカメラには薄型カメラ、タフネスカメラ、全天カメラという3つのピークがあった。なお、2016年にはスマートフォンのZENFONE Zoomが屈曲光学系を組み込み、光学3倍ズームの搭載に成功している。ただ、スマートフォンは多眼化に向かっていて、屈曲光学系が成功するかどうかは未知数である。 追記 ソニーはEマウントで35ミリ判カバーの大口径望遠レンズ、FE 135ミリF1.8 GMを4月19日に発売する。価格は235,000円(税別)。レンズ構成はスーパーEDガラス1枚、EDガラス1枚、XAレンズ1枚を含む10群13枚構成、フローティング機構を内蔵し、最短撮影距離は0.7メートル、フィルター径は82ミリ。大きさ・重さは89.5X127ミリ・950グラム。 JPEG撮って出し。オリンパスE-3、ZD 14-54ミリF2.8-3.5、絞りF5.6、絞り優先AE、AWB、ISO400。
by hinden563
| 2019-02-27 07:00
| デジタルカメラ
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Comments(2)
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small-talk at 2019-02-27 19:12
屈折光学系ですが、フジのハーフカメラTW-3もミラーを2枚使った一種の屈折光学系ですかね。
屈折光学系は、スマホのカメラでも使われているようですね。 HOYAが、屈折光学系を採用したズームレンスのユニットを開発して、ASUSのスマホなどに搭載されています。 コンパクトデジカメ最後の砦の光学ズームも、もしかするとスマホに取って代わられそうです。
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by
hinden563 at 2019-02-27 19:28
small-talkさん
フジカTW-3は記憶にありませんでした。調べてみると、ミラーを使って、広角と望遠を切り替える2焦点レンズのハーフ判カメラのようですね。屈曲光学系と言えるかどうか微妙なところだと思います。本来の意味では屈曲光学系には分類されないのではないでしょうか。 HOYAの屈曲光学系を利用したASUSのスマートフォンが本文最後に書いたZENFONE Zoomです。ただ、スマホは多眼化に向かっているので、屈曲光学系が主流になるかどうかは不透明ですね。
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