ソニーのα7シリーズは同社のミラーレスカメラの中核であるが、α6000シリーズも重要な系列だ。とくにα6400はキヤノンEOS Kiss Mを追いかけていて、売れ筋となっている。α6400はα6300の後継機種であるが、α6500の後継機種もとうぜんスタンバイしていることだろう。そのカメラはおそらくAPS-Cサイズの積層型CMOSセンサー(Exmor RS)を搭載してくるだろう。ブラックアウトフリー、アンチディストーションシャッター搭載で、毎秒20コマの連写ができるAPS-Cミラーレスカメラに可能性が高い。これに対して、キヤノンもEOS M6の後継機種(EOS M6 MarkII?)を開発中であることは間違いがない。それがどのようなカメラになるかは現時点では不明であるが、1型センサーのPowerShot G5 X MarkIIと同G7 X MarkIIIが積層型CMOSセンサーを搭載してきたので、同様に積層型CMOSセンサーを搭載してくるかも知れない。そうすると、ソニーのα6500後継機(α6700?)と正面から競合することになり、高速連写、高速AFの競争になるだろう。ただ、ソニーもキヤノンもAPS-Cミラーレスカメラの交換レンズが充実しているとは言い難いところが気になる。キヤノンはEF-M32ミリF1.4に続く交換レンズを投入しそうだが、ソニーはどうなるのだろうか。35ミリ判ミラーレスカメラより小型軽量なAPS-Cミラーレスカメラの競争も今後の動きが注目される。
追記 サイトロンジャパンは中国Venus OpticsのLAOWA 100ミリF2.8 2X Ultra Macro APOを8月2日に発売する。価格は6万円前後(税別)。マウントはキヤノンEF、ニコンF、ソニーE用。最大撮影倍率2:1の撮影ができる望遠マクロレンズ。10群12枚構成、最短撮影距離0.247メートル、絞り羽根は9枚、フィルター径67ミリ。大きさ・重さは72X125ミリ・638グラム。
JPEG撮って出し。キヤノンEOS 7D、EF-S 17-85ミリF4-5.6、絞りF5.6、絞り優先AE、AWB、ISO100。