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2019年 09月 20日
コンピュータとデジタルカメラのビジネスモデルは瓜二つであり、相互補完的な関係にある。なにをいまさら、と言われそうだが、「デジタル時代とは全力で疾走すること。そうでなければ倒れてしまう」というビル・ゲイツの著書での予言はますます現実味を帯びている。
コンピュータがパーソナルコンピュータとなり、多くの人々が使うようになると、CPUの処理能力、処理速度が競争の主軸となった。4004、8008から始まり、やがて8080、80186、80286、80386…と進化して行き、データ処理の能力と速度が高まった。そうすると、有り余ったCPUパワーを使って、ソフトウエア(基本ソフト、アプリケーション)の機能を拡張する方向性が出てきた。こうして、MacintoshやWindowsが生まれることになるのだが、基本ソフトやアプリケーションが肥大化すれば、それだけ記憶媒体も大容量化せざると得ない。こうして、CPUの高速化と並んで、ハードディスクの容量競争も始まった。さらに、ハードディスクのようにクラッシュの危険性が少ない記録媒体としてフラッシュメモリが登場し、SSDとしていま完全に定着している。しかし、スマートフォンが登場し、それの拡大版であるタブレットが登場すると、従来のノートパソコンを置き換えるまでになってきた。コンピュータは万能マシンと言われてきたが、電話がかけられるわけでもなく、電子決済ができるわけでもなく、またカメラ機能があるわけではなかった(限定的にウェブカムがあるが)。つまり、スマートフォンおよびタブレットは小さなコンピュータ以上の存在になり、万人に受け入れられるようになり、コンピュータの存在そのものを脅かすまでになっている。 いっぽう、デジタルカメラはイメージセンサーの画素数競争として始まり、それは現在でも続いている。そして、画像処理に使うCPUおよびLSIはひと昔前のデスクトップコンピュータと肩を並べるまで来た。画素数が飛躍的に伸び、35万画素から、すぐに100万画素となり、それが500万画素、1000万画素…と進んで、現在では3000万画素クラスがいちばん画素数が少なく、多いと1億画素を超えるようになった。画素数が増えると、それだけCPUが高速化し、また記録メディア(メモリーカード)の容量が増えるようになってきた。記録メディアは512キロバイト程度の容量から始まり、すぐに2MB、4MB、8MB、16MB…と倍々ゲームとなり、今では最低でも32GB、多いものでは512GBや1TBのものまで出てきた。この容量は少し前のパーソナルコンピュータのハードディスク容量に等しい。このようにコンピュータのビジネスモデルをそのまま持ち込んだデジタルカメラだったが、同じようにスマートフォンの攻勢を浴びることになった。スマートフォン内蔵のデジタルカメラは年々画素数が多くなり、さらにボケやHDR処理もソフトウエアで簡単にできるようになり、最近では3カメラ(超広角、広角、望遠)内蔵のスマートフォンまで出現している。こうしてデジタルカメラもコンピュータと同じようにスマートフォンによって存在を脅かされることになった。 ひと言で言ってしまえば、スマートフォンはネット環境の整備とともに、パラダイムシフトを惹起し、コンピュータやデジタルカメラのビジネスモデルを時代遅れにしつつあるのだ。通信環境が現在の4Gから5Gに移ると、コンピュータの光ファイバ接続でさえ影響が出てくる。コンピュータはスーパーコンピュータや業務用のメインフレーム、ワークステーション以外はスマートフォンに駆逐されるかも知れないのだ。そして、デジタルカメラもプロやハイアマチュアが使う高価なカメラとレンズ以外はほとんどすべてスマートフォンに置き換えられるだろう。 私はスマートフォンは格安スマホ、デジタルカメラは一眼レフがメインで、ミラーレスカメラはあくまでも小型軽量を優先している。トレンドウォッチャーとしては35ミリ判ミラーレスカメラに大きな興味はあるが、個人的には撮影の仕事をしているわけではいので、現状のラインアップで十分である。今日発売のキヤノンEOS 90Dには興味があるのだが、EOS 7D MarkIIを完全に置き換えるものではないことがわかったので、乗り換えはしない。デジタルカメラは新しいほどイメージセンサーが進歩し、画像処理エンジンが進んでいることはわかっているが、たかがブログのカット写真を撮るために新たな投資は必要ないと見切っている。 追記 リコーイメージングはペンタックスAPS-C一眼レフのハイエンド機となる機種を開発中であると発表した。詳細はまったく不明だが、外観写真が公開され、従来のペンタックスKPなどとは大幅に異なるデザインとなっている。 富士フイルムはAPS-CミラーレスカメラのX-Pro3の開発を発表した。大きな特長は背面に小さな液晶情報パネルしかなく、それを上に上げることで隠れていた液晶モニタが現れる「Hidden LCD」。また、ボディーはチタン合金の金属外装で、堅牢性と高級感を出している。さらに、当初33ミリF1.0として開発していたレンズを50ミリF1.0に変更し、900グラム以下の重さを目指すという。10月26日に詳細が発表される。
by hinden563
| 2019-09-20 09:58
| デジタルカメラ
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Comments(2)
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