
ニコンはなぜZ fcの35ミリ判のZ fを出さないのだろうか。2021年に発売されたZ fcは発表当初は大きな話題を呼び、一種のブームになった。ニコンにはDfという前例があり、これは35ミリ判だったため、Z fcも35ミリ判の機種が登場するのではないかと期待が高まった。しかし、Z fはまだ発表されていない。もしZ fがクラシカルな一眼レフのスタイルで発売されれば、オールドレンズのプラットフォームとしてデザイン上ベストだろうと思われる。個人的にはZ fcにオールドニッコールレンズやスーパータクマーレンズを装着しているのだが、広角側が画角的にいまひとつである。オールドレンズのブームはひと頃ほどではないが、オールドレンズのデザインを持った新しいZニッコールSEレンズがラインアップされれば盛り上がるのではないかと思われる。現時点でSEレンズはZ28ミリF2.8とZ40ミリF2だけだが、ニコンは様子を見ているのだろう。だいいち、Z fcのブラックモデルでさえ海外では発表しているが、国内でのアナウンスはない。ただ、様子見が長すぎるとせっかくのチャンスを失ってしまうのではないかと心配している。デザインはZ fcと同じようで構わないし(ニコンF2に似せて欲しいという意見はあるが)、スペック的にもそれほど上を狙う必要はないと思う。それよりもリーズナブルな価格で出して欲しいと思うが、現在の世界経済情勢を考えると厳しいには違いない。キヤノンEOS RPは35ミリ判にも関わらず低価格で、オールドレンズのプラットフォームとして使っているユーザーもかなりいる。私もその一人なのだが、デザイン的にはEOS RPはオールドレンズとはマッチしない。そこでニコンにはぜひ古典的一眼レフのスタイルのニコンZ fを望むものである。ニコンしかそのようなカメラは作らないからだ。レンズはコシナ製を使うという選択肢もあるので、是非ともZ f を出して欲しい。