
SDカードは現在、UHS-II(理論的転送速度上限は約312MB/秒)がハイエンドとなっているが、この後継はどうなるのだろうか。SD ExpressというPCIeインターフェースを採用した次世代SDカードも提案されていて、理論的転送速度上限は約4000MB/秒である。これは現在主流のCFexpressType Bの約2倍の超高速転送速度である。しかし、SD Expressカードは下位互換性に問題があり、UHS-IIとは互換性がない。互換性を持つのはより低速のUHS-Iであり、最大転送速度は約104MB/秒に過ぎない。ということは、もしSDExpressを採用するなら、従来のSDカードとの互換性はほぼあきらめるしかないということになる。それならば、ソニーが採用しているSD UHS-IIと互換性のあるCFexpressType Aのほうが理想的ということになる。ただし、Type Aの理論的転送速度上限は約1000MB/秒であり、これはType Bの半分である。今後、8K60pや4K120pなどの動画やRAW静止画を扱うことが増えてくると、TypeAの転送速度はないとフラストレーションがたまるようになってしまうだろう。こうしてみると、SDカードの後継はType Aがいいということになるのだが、TypeBを採用している多くのメーカーはSDカード後継をどうするのだろうか。Type BとSD Expressのダブルスロットなどということも考えられないではない。あるいはダブルスロットは一部のプロ用カメラだけにして、大半の機種ではシングルスロットとする動きが出てくるのかも知れない。はたして、記録メディアはどの方向に動いて行くのだろうか?