
SanDisk(現在はWestern Digital傘下)はデジタルカメラの黎明期から記録メディアの中心的なメーカーとして存在してきた。とくに、1994年に発売したCompactFlash(CF)は数多くのデジタルカメラに使用され、また転送プロトコルを進化させることで、デジタルカメラ用記録メディアのリーダーとなってきた。しかし、CF陣営がCFastとXQDに分かれたあたりから事態が変化した。結局、CFastはキヤノンのほかにはめぼしいカメラメーカーからは使われず、XQDはCFexpressType Bとして普及するようになった。現在でもSanDiskはType Bカードを作ってはいるが、それほど熱心な感じは受けない。ただ、同社はCP+2024ではSDExpressを出展してデモをしていて、SD Expressのほうに力を入れる感じもする。再三書いているようにSD ExpressはCFexpressと同じPCIeプロトコルを使った高速記録メディアであり、今後はCFexpressType Aとの競争になると思われる。Type Aはソニーしか採用していないので、SD Expressが割り込んでくる可能性もある。TypeBは完全にディファクトスタンダードとして地位を確立しているが、より小型の記録メディアとのダブルスロットの可能性はあり、現在でもSD UHS-IIとのダブルスロットを採用しているカメラが多い。しかし、TypeBとSD UHS-IIでは転送速度に大きな差があり、いずれSD UHS-IIはSD ExpressかType Aに置き換わって行くと見られる。今年中にそのような動きが見られるかどうか注目されるところだ。