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1 2016年 08月 29日
キヤノンEOS 5D MarkIVでいちばん画期的だと思うのはDP(デュアルピクセル)RAWである。というのは、もともとライブビューおよび動画用に開発したデュアルピクセルCMOSセンサーを応用した解像感補正およびフォーカスのマイクロアジャストメントを可能にしたからだ。現時点ではこのカメラを手にしていないし、あくまでも推測に過ぎないのだが、この技術を考察してみることにしよう。まず、この技術の基本となるのは、あくまでもデュアルピクセルCMOSセンサーである。このセンサーのおさらいをしておくと、ひとつの画素を実際には2画素で構成し、ミラーアップしたライブビューおよび動画では像面位相差AFを実現している。その範囲は全画面の約80%(上下80%、左右80%)に相当するという。全画面をカバーすることも技術的には可能なのだろうが、ビネットその他の画面周辺の問題から約80%にとどめているのだろう。ということは、光学ファインダー(一眼レフ)で撮影する場合には、像面位相差AFではなく、ミラーボックス底部の専用位相差AFセンサーを使うから、デュアルピクセルCMOSセンサーでなくてもいいことになる。キヤノンはここに注目して、一眼レフファインダーで撮影する場合に、デュアルピクセルの両方を使ってRAWデータを撮影可能な点に着眼したのだ。こうすると、約3040万画素あるEOS 5D MarkIVは実際には、倍の6080万画素相当になり、解像感補正ができるのだ。さらに、像面位相差AFを行えるわけだから、画素間の視差(位相差)を利用して、フォーカスを微調整することが可能になる。つまり、DPRAWは「目にピント」のポートレートなどで、目にジャストフォーカスを与えることができるわけだ。これはポートレートを手持ち撮影しているとわかることだが、目に完全にピントを合わせたつもりでも、ピクセル等倍に拡大してみると、わずかにピントが甘いことがある。これを救済できるのは大きく、撮影の自由度が増す(いちいち三脚撮影しなくてもいいから)。もちろん、フォーカスのマイクロアジャストメントやボケの微調整はLytroのように大幅に変えられるものではないだろうが、プロカメラマンにとってポートレートや接写などでは便利な機能となる。さすがキヤノンはフィルムカメラのEOS 650で採用したAFセンサーのBASISの技術を使ってCMOSイメージセンサーを実用化しただけのことはあると感じさせられた。 追記 読者のご指摘で、デュアルピクセルCMOSセンサーの画素数の記述を一部訂正しました。 ![]() 以前に撮影したRAWデータを現像して、アートフィルターなどを調整してみた。オリンパスOM-D E-M1、M75-300ミリF4.8-6.7II、絞りF6.3、絞り優先AE、RAW、ISO800。 ▲
by hinden563
| 2016-08-29 07:00
| デジタルカメラ
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Comments(2)
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